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腎臓は血液をろ過し、老廃物として尿を排出する機能があります。腎臓は肝臓と同じように「沈黙の臓器」とよばれ、初期段階ではほとんど症状を感じることがありません。しかし、放っておくと、腎機能の低下は徐々に進行し、最終的には腎不全や透析が必要になることもあります。今の状態をできるだけ維持して悪化させないことが大切です。まずは、食生活を中心とした生活習慣を見直し、できることから始めましょう!
腎機能が低下すると、体内の老廃物や余分な水分、塩分を適切に排出できなくなります。
これにより、左図のようなリスクが高まります。
①うどん・ラーメンなど、めん類の汁は残す
②しょうゆやソースは直接かけず、小皿にとって少しつける
③味噌汁はだしを効かせ、具だくさんで汁を少なくする
④酢や柑橘類(レモンなど)薬味(しょうがなど)を利用する
⑤スパイス(こしょう・唐がらし、カレー粉など)を効かせる
水分が少ないと腎臓に負担がかかりやすく、老廃物の排出が滞る原因になります。
砂糖やアルコールの入っていない飲料を1日に1.5~2リットルとりましょう。
肥満は腎臓に過剰な負担をかけ、腎機能低下を悪化させる原因になります。運動のためにまとまった時間を取るのが難しい方も、普段の生活でいつもより意識して体を動かしてみましょう。
※運動は無理のない範囲で行ってください。
※基礎疾患をお持ちの方はかかりつけ医に相談の上、運動を行ってください。
男性は1日に純アルコール40g未満、女性は20g未満が推奨されています。これは、男性ならビール中瓶1本(500ml)程度、女性の場合はその半分から2/3の量に相当します。これを超えると生活習慣病のリスクが高まります。なお、体重・性別・年齢・アルコールの分解能力の違いにより適量には個人差がありますので、健康リスクを考慮して自分に合った飲酒量を決めましょう。
純アルコール20g(1合)の目安(いずれか1種類)
日本酒
度数:15%
量:180ml
ビール
度数:5%
量:500ml
焼酎
度数:25%
量:約110ml
ワイン
度数:14%
量:約180ml
ウイスキー
度数:43%
量:60ml
缶チューハイ
度数:5%
量:約500ml
度数:7%
量:約350ml
ストロング系のお酒 度数9%、1缶に含まれるアルコール量
350ml → 25g(1.3合)
※2缶飲むと40g(2合)を超えます
500ml → 36g(1.8合)
※1缶だけで40g(2合)に達します。
パッケージにグラム表記されている商品も
ありますので購入時に確認してください。
喫煙は腎臓の血流を悪化させ、機能低下を加速させます。
禁煙にチャレンジしましょう。
Ⓒ 一般財団法人 西日本産業衛生会