がん発見例

下咽頭がん(T1NOMO中分化型扁平上皮癌)

50歳代(男性)

●平成18年初めてPETがん健診を受診(自覚症状なし)結果は「異常なし」
●平成19年2回目のPETがん健診を受診(自覚症状なし)下咽頭に薬剤が集積前回受診時のPET画像と比較検討の結果「下咽頭がん疑い」
●B病院で下咽頭の精密検査の結果、「下咽頭がん」と診断
●C病院でステージ診断のための精密検査の結果「ステージT期」
●C病院で放射線治療法+化学療法

下咽頭…人間の「のど」は、咽頭と喉頭の2つの部位からできています。そして、咽頭は鼻に近い方から「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」と下がっていき、食道に続いていくので、下咽頭はのどの一番底の部分ということです。また、喉頭は下咽頭の前面に位置しています。「のどぼとけ」にあたるところが喉頭で、その後ろが下咽頭です。


通常、下咽頭がんはかなり大きくならないと症状が出ない部位であり、また頸部のリンパに移転しやすい特徴があるため、下咽頭がんの60%以上は、初期時にはすでに喉頭に浸潤していたり、頸部リンパ節転移を伴う進行がんです。
しかし、今回の症例の場合は自覚症状が全くなく、早期発見を目的とする健康診断としてPETがん健診をご受診されたことにより、下咽頭がんとしては稀な早期発見にあたったのではないかと考えます。また、病期診断が「T期」であったため切除等の外科療法を行わず、放射線+化学療法が可能となりました。

PET全身像 下咽頭がん
PET全身像 下咽頭がん

PET横断像
PET横断像

下咽頭がん T期
がんが下咽頭のひとつの部位にとどまるかその大きさが2cm以下であり、頸部のリンパ節には転移が及んでいない状態。

個人情報保護について